赤ちゃんから絵本
絵本コーディネーター・色育シニアインストラクターの
カッキーhttp://ameblo.jp/alyssaerikaです。
暑い夏が過ぎ秋がふかまって、2024年もあと少しになりましたが、
ここにきて、大好きな作家さんの訃報をたてつづけに聞くことになるとは思いませんでした。
悲しすぎます。
今回ご紹介する絵本は、少しでも楽しい気分に…と、
この絵本をご紹介します。
『ぽぱーぺぽぴぱっぷ』
文:谷川俊太郎
絵:おかざきけんじろう
出版社:クレヨンハウス
表紙をみるだけで、
なんだろう???
と、思わせてくれます。
そして、題名を読むのに「ん?」と、思ってしまいます。
ぱぱぺ
ぱぷぽぴ
意味はないのでしょうが、
頭にのこる
クスクスとおもえる言葉がつづきます。
そして、絵もなんともいえないおもしろさです。
意味なんて考えちゃーダメだよ。なんて、谷川さんの声が聞こえてきそうです。
この文をつくられたのは、
谷川俊太郎さんです。
そうなんです。谷川俊太郎さんは、去る11月13日に92歳でおなくなりになりました。
詩人で、絵本作家、翻訳家、脚本家と、多岐にわたって活動され、多くの作品を世にだされました。
この絵本もその1冊です。
谷川さんの作品は、たくさんあってどの作品をご紹介しようかとても悩みました。
楽しい作品で谷川さんらしくて、
こんな絵本だされていたんだ!というこの絵本にしました。
私も不勉強で、この絵本はよく知っていましたが、
この絵本が、谷川俊太郎さんの「赤ちゃんから絵本シリーズ」のなかの作品とは知りませんでした。
このシリーズの出版社でもある クレヨンハウスさんのサイトがありますので、
ご覧になってください。
追悼特集もあります。
こちらにありましたが、
2003年からはじまった「赤ちゃんから絵本」シリーズ。
谷川俊太郎さんが、現代を代表するアーティストさんと組んで、
詩から・絵からのインスピレーションを交わして生まれた絵本が、全16冊あるそうです。
その中の1冊です。16冊もあるなんて、知りませんでした。
さて、この絵本は、ぜひ、声にだして読んでほしいです。
それも、どなたかに読んであげてほしい作品です。
先日、保育園で読ませていただきましたが、
お子さんたちみんなが、はじける笑顔で大笑いして、
ページをすすめるたびにゲラゲラと大歓声がわきあがりました!
読んでいて、これが谷川さんのチカラだよなー!さすが!
なんて思えて、涙がでそうになりました。
よい作品は、ずっと残って伝わっていくものなんだと感じさせてくれました。
謹んで、ご冥福をお祈りいたします。
次回も、素敵な絵本をご紹介させていただきますね。
毎月、1日と15日に更新しております。