戦後80年
絵本コーディネーター・色育シニアインストラクターの
カッキーhttp://ameblo.jp/alyssaerikaです。
猛暑が続いていますが、
みなさんいかがお過ごしですか?
8月もようやく半分がすぎましたね。
1945年に終結した第二次世界大戦後、戦後80年の今年
まだ、世界の各地では戦争が続いています。
今回ご紹介する絵本は、
改めて、平和を考えたいとこの絵本をご紹介します。
大人の方には、ぜひ、読んでいただきたい1冊です。
ちょっと衝撃的な絵本でもあります。

『戦争は、』
文:ジョゼ・ジョルジェ・レトリア
絵: アンドレ・レトリア
訳: 木下 眞穂
出版社:岩波書店
絵本をめくると、
荒地に得体のしてれないものが・・・・
数ページの間、文字はなくモノトーンな感じで、黒いものが進んでいるようにも見えます。
そして、言葉がはじまります。
戦争は、日常をずたずたにする。
「進行していますね」と耳元でささやかれる病気のように。
すべて、
「戦争は、」
で、始まっています。
この絵本は、おはなしの絵本ではありません。
本当に、戦争は何もしらないうちに進んでいく、病気のように忍び寄ってくる!
絵本の中で語られていますが、
そう、強く思いました。
この絵本の作者は、
ポルトガルを代表する文学者のお父さんの文と、その画家である息子さんの合作の絵本だそうです。
昨年2024年の春に出版された比較的新しい絵本になります。
この絵本を読んで、ちょっと怖いと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
目をそむけたくなる気持ちもわかります。
でも、それが、戦争なんですよね。
この絵本を通して、今一度、日本の戦後80年を、
そして、平和を考えてみたいと思います。
毎月1日・15日に素敵な絵本をご紹介しています。