ナンバーワン!

このmiccu-fanのリニューアル前のサイト内で「絵本 de miccu-fan」の投稿開始したのが2015年11月1日のことでした。

そうなんです。10周年を迎えました。

2015年 当時の出来事として、北陸新幹線(長野・金沢間)が開業

安保法制(平和安全法制)が成立

ラグビーワールドカップで日本代表が強豪の南アフリカを破る「ブライトンの奇跡」

など、十年一昔 時の流れを実感します。

今回ご紹介する絵本は、「私のナンバーワンの絵本をあげるとしたら?」とさせていただきました。

たくさんの素敵な絵本の中から、1冊を選ぶのはとても悩みましたが、

最終的にこの絵本にさせていただきました。

『ねないこ だれだ』
さく・え:せなけいこ
出版社:福音館書店

この絵本、ご存じの方も多いかと思います。

そして、このコラムでもご紹介したことが、もちろんあります。

とけいがなります

ボン、ボン、ボン・・・・

この絵本 ちぎり絵で独特の風合いがありますよね、とてもシンプルで鮮やかな色使いです。

夜の雰囲気がでていますよね。

そして、なんといっても

夜中に起きている子がおばけになって連れていかれてしまう!

なんとショッキングなお話なんでしょう・・・

ですが、ちょっとおばけが可愛らしい感じが残っています。

このバランスが絶妙なんですよね。

読み聞かせをすると、怖くて泣き出しそうなお子さんもいますし。

ドキドキハラハラしていますが、心なしか笑顔のお子さんも・・・

怖いもの見たさとでもいうのでしょうか、本当に絶妙な魅力のある絵本です。

文章もシンプルで、いいですよね!

この絵本は、昨年2024年に55周年を迎えたそうです。

「ねないこ だれだ」の特設サイトもありますので、

ご覧になってみてください。

https://www.fukuinkan.co.jp/nenaikodareda

この絵本は、大好きでもありますし、とても思い出深い絵本なのです。

以前住んでいた国立に、ボランティアのママさんが保育ママをしてくださり、
何回かの講座を受けさせていただく機会がありました。

そこで、子どもたちに絵本を読んでくださっていて、
人気のある絵本だと紹介していただきました。

子どもを連れていっちゃう(笑)という、なんともいえない絵本だと当時は、

「そうなの~?」なんて、当時新米ママの私は思ったものでした。

しかし、家でも読むと、びっくりするくらい子どもが真剣に聞いてくれるではないですか?

今思えば、この保育室で子どもを預けたこのような経験が、
今の私の活動につながっているように思います。

親子ひろばを開催
イベントの手伝い
絵本の読み聞かせなどなど

このコラムをとおして、いろいろなことを知り、気づかせてくれる機会となりました。

10周年をむかえた「miccu-fan」
サイトリニューアルで、何か月かお休みした時もありましたが、
毎月、1日と15日に「絵本 de miccu-fan」を更新してきました。
ご紹介した絵本は、400冊以上にのぼります。

この10周年をひとつの締めくくりとして、更新を終了させていただきたいと思います。

ご覧になってくださった皆さま、
代表の日比谷さんはじめ「miccu-fan」サイトスタッフの皆さまにも
感謝いたします。
ありがとうございました。 柿沼 玲子