おつきさん ありがとう

絵本コーディネーター・色育シニアインストラクターの

カッキーhttp://ameblo.jp/alyssaerikaです。

9月も半ばになりました。

本当に今年は、暑い夏がつづきますね。

夕方や夜、道端に耳をすませば虫の声がきかれ、

ほんの少しですが、暑い夏を少し忘れさせてくれます。

秋は、もうすぐそこまできています。

さて話は変わりますが、今年のお月見ができる「十五夜」は、9月17日だそうです。

美しいお月さまを眺めて、お月見したいですね。

今回ご紹介する絵本は、お月見にちなんだ絵本のご紹介です。

『14ひきのおつきみ』
作・絵:いわむら かずお
出版社:童心社

おとうさん

おかあさん

おじいさん

おばあさん

そして きょうだい 10ぴき。

ぼくらは みんなで

14ひき かぞく。

このフレーズからはじまるこの絵本

ご存じの方はおおいのではないでしょうか?

いわむら かずお さんの「14ひき」シリーズの1冊です。

14ひきシリーズは、12冊にもなるそうです。

昨年「14ひき」シリーズは、うまれて40周年になったというから驚きです。

ながい間、愛されている絵本のシリーズになりますね。

そして、この「14ひき」シリーズは、日本だけにとどまらず、世界中に愛されているそうで、

1500万部のロングセラー絵本だというではありませんか!ただただ、びっくり!です。

「14ひき」シリーズのなかの

『14ひきのおつきみ』

どの絵本もそうですが、木々の自然の絵がとても素晴らしく、自然の豊かさ美しさが描かれています。

ねずみたちが、どんどん どんどん 木にのぼっていきます。

お月見台ができ、まっかなゆうひがしずみ、あたりは次第にまっくらになっていきます。

そして、おつきさんはゆっくり ゆっくりのぼっていきます。

月に照らされた14ひきも、なんともいえず綺麗です。

なんといっても、まんまるお月さまは圧巻です。

「おつきさん ありがとう、

たくさんの みのりを ありがとう、

やさしい ひかりを ありがとう。」

思わず、手をあわせて拝んでしまいそうになります。

そうなんですよね。

自然に私たちは生かされているんですよね。

とても大切なことを、気づかさせてくれる絵本です。

絵も素晴らしいですが、

このように文章も、すっきりとしているなかにいろいろと考えさせてくれる素晴らしい絵本です。

ぜひ、お月見にあわせて読まれてみてください。

私の今年のお月見は、

「おつきさん ありがとう、

たくさんの みのりを ありがとう、

やさしい ひかりを ありがとう。」

この気持ちで、ながめたいと思います。

みなさんもみなさんそれぞれのお月見を楽しまれてください。

次回も素敵な絵本を紹介します。

毎月、1日と15日に更新しております。