あら どこだ
絵本コーディネーター・色育シニアインストラクターの
カッキーhttp://ameblo.jp/alyssaerikaです。
ここ何日か暖かい日が続きますね。
雪国のスキー場は、雪不足で早々にクローズにするというニュースがありました。
能登の地震の被害にあわれた方には、この暖冬は少でも良かったのかなとも思いますが、
胸の痛む報道・画像に、本当に一日も早い日常を願うばかりです。
さて、今回ご紹介する絵本?は、
みなさんご存じの方もいらっしゃるのかもしれませんが、
私は全く知らず、とても驚いたのでみなさんにご紹介したいと思います。
『あら どこだ』
詩:神沢 利子
絵:長 新太
出版社:国土社
ろばの みみは うえむいて
ぞうの みみは したむいて
わたしの みみは かおのよこ
わにの みみは
あら どこだ
次は、ひげ
そして、 つの
と、詩は続きます。
そして、この文字を目にして、みなさんメロディーをくちずさんだのではないでしょうか?
「おかあさんといっしょ」で、毎日のようにながれるこのうた
この詩を書かれたのが、
『くまのこ ウーフ』など、たくさんの執筆を世に出されている 神沢 利子さんです。
小さいころ?から、口ずさみ歌っていましたが、全く知らなかったので作者を知ったときにはとても驚きました。
知るきっかけになったのが、
この
「神沢利子さんおめでとう100歳展 北と星といのちと~同じうたをうたい続けて~」
2024年1月18日(木曜日)~2月4日(日曜日)
スイマセン。終了しております。
神沢 利子さんは、現在、東京都三鷹市(ご近所といわせてください!)にお住まいです。
そして、1月に100歳のお誕生日をお迎えになりました。
三鷹市では、記念のお祝いとして な・なんと無料の神沢 利子展を行いました。
微力ですが、こちらで私もお手伝いをさせていただきました。
その展示のなかで、
神沢さんはたくさんのみなさんご存じの絵本や本をたくさん世にだされていますが、
『あら どこだ』を見て、とても驚いたのです。
昔から口ずさんで歌っていましたが、とても絶妙な なんともいえないうまい歌詞のうただと思っていました。
なかなか、いい歌詞だなと思っても作者までは見たり、調べたりしないものですよね。
今回、絵本展示があり とても驚きました。
そして、この絵本の絵は、長 新太さんではありませんか・・・
このすっきりとしたおもあいろい絶妙な詩に、長さんのユーモラスな絵、
この絵本を企画・編集された方には、脱帽です。
いまとなれば、よくぞ世にだしてくれた!なんて、感謝したいくらいに感激しました。
この絵本のなかは、「あら どこだ」だけでなく、ほかに10編もの素敵な詩が入っています。
神沢さん 長さんの スペシャルコラボとでもいう作品をぜひ、ご覧になっていただきたいと思います。
さて、神沢 利子さんは100歳を迎えられましたが、とてもお元気で、会期中にサプライズで読み聞かせをされたというかた驚きです。
お子さんをお産みになってから、執筆活動をはじめられたそうですが、
精力的に執筆され、作品数は数えきれないほどです。
また、分野も幼年童話、絵本、長編ファンタジー、自伝的小説、詩、童謡、エッセイなど多岐にわたっているのにも驚きです。
今回、作品も展示されていましたが、同じ人が書かれたとは思えないものを多くとても驚きました。
常に、好奇心とたくさんのいのちの尊さを大切にされた神沢さんです。
ご紹介した神沢 利子展は、残念ですが終了しましたが、
ぜひ、幅広い作品を手に取って堪能していただきたいと思います。
この作品も?
え~、このお話も?
と、私のように発見や驚きがあると思います。
次回も素敵な絵本をご紹介させていただきます。
毎月1日・15日に更新しています。
by カッキー