子どもとコロナ
こんにちは。
早いもので10月…
すっかり秋ですね。
タイトルにもあるように「子どもとコロナ」について、改めて考えたいと思います。
この一年半、感染症対策を続けてきた子どもたち。
(もちろん大人もですが、ここでは子どもについて書きたいと思います)
学校へ通う年代の子は、ほぼ一日中マスク、何度も消毒を繰り返す日々を送っています。
友達との会話も制限され、給食はひとりずつ黙って食べるよう指示をされる。
行事は軒並み中止や縮小していますね。
昨年の春から夏にかけての一度めの緊急事態宣言下ではたしかに未知のウィルスで警戒も必要だったかもしれません。
けれど学校が再開後、子どもたちに本当に必要なのは今のような感染症対策だったのでしょうか?
コロナがどうでも良いとは思いません。
ただ、日本では20歳未満の重症化はほぼなく、死亡もゼロです。
先日10代の子がひとり亡くなったとニュースになっていましたが、ほかの病状で搬送されPCR検査が陽性だったというものでした。
ここ最近の報道で子どもの重症化が増えているという内容を目にします。
これについても東京都のコロナ対策本部が出しているグラフを見る限り、ほとんど増えていませんし、亡くなってもいません。
ちなみに、検査数が増えているので検査陽性者の数は増えています。
子どもたちにとって一日一日はかけがえのないものです。
今しかできない経験がたくさんあります。
友達とのコミュニケーション、しっかり呼吸をすること、楽しく食事をすることなどは子どもの成長に欠かせない要素だと考えます。
また過度な消毒は常在菌を減らし、免疫低下の心配もあります。
とくにここ最近心配なのは、感染症対策によって学校へ行けなくなってしまった子も出てきているということです。
昨年一年間で子ども(小中高生)の自殺は479名、過去最多と言われています。
もちろん必ずしもコロナ禍であることと関係するかは分かりませんが、こちらには目を向けず、子どもに我慢や制限を強いるばかりで本当に良いのでしょうか。
わたしは、子どもの健やかな成長を支えられる大人でありたいです。
ただ息をするだけを健康とは言いません。
心もからだも元気で、社会としっかり関われることを健康と言います。
子どもたちにどんな風に育って欲しいか。
考えてみると答えも見えてくるのかなぁと。
そろそろわたしたち大人は、本気で考えて行動で示していくときなのではないでしょうか。
そのためにもまず、テレビ等のメディアの情報だけを鵜呑みにせず、自分で調べて冷静に情報を整理することが大切かなって思います。
それでは秋も元気に過ごしていきましょう。
栄養士ちぐさ