おやすみ前に!
絵本コーディネーター・色育シニアインストラクターの
カッキー http://ameblo.jp/alyssaerika です。
みなさんいかがお過ごしでしょうか?
暑かったり、長雨が続いたりと落ち着かない日々が続きますね。
今回は、おやすみ前におすすめの素敵な絵本のご紹介です。
『よるくま』
作:酒井 駒子
出版社:偕成社
ママあのね・・・
男の子がお母さんにおはなしする場面からはじまります。
うんとよなかに かわいいこが きたんだよ。
おはなしは進んでいきます。
かわいいくまのこ「よるくま」が目をさますとおかあさんがいなくて、
おかあさんを探しています。
男の子は 「よるくま」と一緒によるくまのお母さん探しにでかけます。
このおはなし全体が やさしく語りかけるようなことばでつづられています。
この絵本のなかで、私が印象深い場面が、
よるくまが悲しくなって、泣き出す場面です。
ほうら
なみだでまわりがくろくなってきた。
どんどんくろくなってきた。
と、ページを読み進みめくるたびに、不気味とでもいうような、
黒い色に染まっていき、
最後は、まっくろのページになってしまいます。
とても怖い気持ちになって、このおはなし最後はどうなっちゃうんだろうとドキドキしたものです。
いろいろと探して途方にくれていたところで、
よるくまのお母さんは、意外か感じで現れます。
そして、よるくまのお母さんは、よるくまをだっこして、
男の子をおんぶして家路をめざします。
ああ あったかい、おまえはあったかいねぇ。
今日はこのままおんぶして帰ろう
この文章もいいですよね!
最後の場面も素敵です。
「よるくま」は、このお話の男の子のように思えます。
読み終わったあとに、お子さんをご自分を ぎゅ~っと抱きしめてあげてください‼
日ごろ忙しいママさんにプレゼントしたい1冊です。
ゆったりと読める
ママにもお子さんにも優しい絵本です。
寝苦しい夜のおやすみ前にいかがでしょうか?
毎月1日・15日に更新しています。
次回も素敵な絵本をご紹介していきます!
by カッキー