せんたくかあちゃん
絵本コーディネーター・色育シニアインストラクターの
カッキーhttp://ameblo.jp/alyssaerikaです。
開花の遅かった東京の桜でしたが、
あっという間に葉桜になってしまったような気がします。
4月も折り返しになりました、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
私ごとでいえば、子どもたちに新生活がはじまり、生活リズムが今までと変わってしまって、
毎日毎日をすごす(やり過ごすでしょうか)のがやっとの毎日です。
体調を崩さず、ペースをつかみたいところですが…
今回ご紹介する絵本は、先日訃報の届いたこの方の絵本です。
『せんたくかあちゃん』
作:さとう わきこ
出版社:福音館書店
さとう わきこ さんといえば、『ばばばあちゃん』シリーズでも有名ですよね。
『ばばばあちゃん』シリーズは、1987年に一作目『いそがしいよる』が出版、この絵本をはじめ20冊以上の絵本や関連の出版物がでているそうです。
ばばばあちゃんも大好きな絵本のシリーズですが、
さとう わきこ さんというと、
私は、今回ご紹介する『せんたくかあちゃん』が1番でしょうか
『とりかえっこ』絵:二俣 英五郎 出版社:ポプラ社 も捨てがたいのですが、こちらの絵本は、後日ご紹介したいと思います。
さて、この『せんたくかあちゃん』
せんたくの大好きなかあちゃん
家にあるものは、なんでもかんでも洗ってしまいます。
子どもも ねこや なんでも…
そして、くもの巣のようにロープをはりめぐらして、せんたくものを干します。
そして、ひとやすみしているところに、やってきたのが・・・・
ここからお話は、次の段階に
私は、この絵本のなかで大好きな場面・フレーズがあって、
「よしきた、まかせときい」とかあちゃんがいう場面です。
何があっても、大丈夫!
たくさんのせんたく物があっても、やらなければならない事がのこっていても、「なんてことないさ!」って、言ってくれているように思えます。
まだまだありますが、(読まれた方ならご存じ!)顔も好きな場面のひとつです。
こちらは、読んでみてのお楽しみ!
お話にいろいろと展開があって、絵も細部までたのしませてくれる作家さんでした。
このせんたくかあちゃん もシリーズとなっているそうで、
この絵本のほかに2冊出版されているそうです。
あわせて、読んでみたいものです。
今回の訃報、こちらの信濃毎日新聞デジタルの記事が一番詳しく掲載されていました。
ご覧になってみてください。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba82d710509adcdc914a38986f9ac6689e863b68?page=1
遺作となる絵本が、4月12日に発売になったそうです。
まだ、手にとってはいませんが、ぜひ、読ませていただきたいと思っております。
ご冥福をお祈りいたします。
岡谷にある小さな絵本美術館も、素敵な場所です。
毎月、1日・15日に更新しています。