たくさんの「はじめまして」の春
絵本コーディネーター・色育シニアインストラクターの
カッキーhttp://ameblo.jp/alyssaerikaです。
東京は桜が満開になり、春の訪れを感じます。
今回ご紹介する絵本は、
たくさんの「はじめまして」を集めた絵本です。
『はじめまして』
作・絵:近藤 薫美子
出版社:偕成社
はるです。
さくらの はなが
いちりん さきました。
から、おはなしは はじまります。
この絵本の表紙
ステキですよね!
さくらの花が満開の中心で、
昆虫や動物たちがのぞいています。
はる・なつ・あき・ふゆと、さくらの木の一年をとおして、
たくさんの「はじめまして」がでてきます。
みんな ちがう かおで さいています。と、絵本のなかに…
さくらの花 いちりんいちりん 同じように思えますが、違うのですよね。
こんなにも「はじめまして」があるということを知り、
改めてたくさん気づかされました。
また、毎年同じ桜の木に花が咲くと思っていても、
実はいのちはひとつひとつ同じでなくて、
いつも、新しいものとの出会いなんですよね。
さくらの木のほかに、たくさんの虫やいきものたちが登場します。
それぞれが、「はじめまして」と、互いに挨拶しあいます。
虫たちも人間のように生活し、生きているんだと、実感させてくれます。
ページの中に、いろいろな生き物たちが描かれているので、それを見つける楽しさもある絵本です。
この作者の 近藤 薫美子さんは、昆虫などの絵をかわいらしく擬人化しながらも、
その生き物のように描かれる作家さんです。
たくさんの絵本を出版されています。
ぜひ、この機会に手に取って読んでみてください。
たくさんの「はじめまして」にであう春、
今年のいまは一度きりです。
みなさんも新生活を楽しく、大切に過ごされてみてくださいね。
毎月1日・15日に更新しています。
by カッキー