『くいしんぼうのはなこさん』
絵本コーディネーター・色育インストラクターのカッキーです。
http://ameblo.jp/alyssaerika/
新しい年がはじまりました。
今年こそは、素敵な一年にしたいものですね。
さて今年は、丑(うし)年です。
牛が登場するお話は、意外にたくさんあります。
その中でも私が1番好きな絵本をご紹介しますね!
『くいしんぼうのはなこさん』
作:石井桃子
絵:中谷千代子
出版社:福音館書店
とてもわがままな子うしのはなこ
欲張って、食べ物をひとりじめして
おなかがアドバルーンのようにふくらんでしまいます。
お腹が大きくなって、
動けなくなり、さぁ大変!
この絵本は、欲張ってひとりじめをすれば、良いことがなく、罰があたってしまう。
戒めの絵本にもなっています。
この絵本ご存知の方も多いのではないでしょうか?
昔からよみ継がれている絵本の1冊です。
私は、小さいころこの絵本を読んで、
はなこさんのお腹が破裂してしまうのに、
とても驚いた記憶があります。
その時の、やり取りがとても大好きなんです。
音というのでしょうか・・・
教育的要素もありますが、
すっきりとしたストーリーになっています。
欲張りな「はなこ」を憎めないところもこの絵本の凄いところだと思います。
当初この絵本を読んでいたころは、この絵本は海外の絵本を訳して出版されていると、勘違いしていました。
絵も外国の牧場のような雰囲気があり、
勘違いしていたころがありました。
うしの名前が「はなこ」なのに、おかしいですよね。
お話の作り方が良いのですよね。
何回も読める。よみたくなる絵本です。
作家さんは、たくさんの素敵な絵本を作られた言わずと知れた石井桃子さん
翻訳も多数ありまして
『クマのプーさん』
『ちいさなうさこさん』(ミッフィーさんとして有名ですよね)
も訳されてます。
絵は、中谷千代子さん
中谷さんもたくさんの絵本の絵を描かれていらっしゃいます。
今回調べて知ったのですが、
1968年に絵本の研究のため渡欧された経験もあるそうです。
素晴らしいですよね。
今年の干支「うし」が登場する絵本はたくさんありますので、
ぜひ、この機会に手に取ってみてください。
今年も「絵本 de miccu-fan」をよろしくお願いいたします。
毎月1日・15日に更新しています。
by カッキー