はんぶんこ
絵本コーディネーター・色育シニアインストラクターの
カッキーhttp://ameblo.jp/alyssaerikaです。
GWはいかがすごされましたか?
5月に入って、雨が続いたり強風が吹き荒れたりと、さわやかな五月晴れが少ない気がします。
5月も折り返し、
今回も素敵な絵本をご紹介します。
『はんぶんこ』
作・絵:杜 今日子
出版社:福音館書店
まあるい あなの ドーナッツ
はんぶんこ
いっしょに たべよう いただきます
おいしそうな食べ物がたくさん登場します。
はんぶんこ って、素敵な言葉ですよね。
全く意味は違いますが、抱っこに近いような気がします。
ある意味同じでしょうか?
同じ食べ物をわけて、食べあうわけですものね。
相手への信頼がお互いにないと、とうていできませんね。
そんな食べ物を、とてもおいしそうに描いて、
はんぶんこ にして渡すお話が絵本になっています。
その絵が、とてもあたたかくて、それでいておいしそうに描かれています。
はんぶんこ の場面では、つい手がでそうになってしまいます。
はんぶんこ は、お菓子だけでないですよ!
ぜひ、絵本を読まれてみてください。
ちいさなお子さんも楽しめる絵本です。
作者の 杜 今日子さんは、武蔵野美術大学大学院の日本画コースを修了されたそうです。
フリーの編集者として子ども向けの雑誌などの編集にも携わられて、
挿絵の仕事を経て、こどものとも012 の絵本や年少版などの絵本を出版されています。
ほっこりしていて、それでいてリアルな素敵な絵を描かれます。
さて、この絵本『はんぶんこ』
先日発表された
JPIC読書アドバイザークラブ(略称 JRAC ジャラック)は、「第5回 親子で読んでほしい絵本大賞」のベビー賞を受賞されました。
この賞は、司書、読みきかせボランティアなど、子どもに絵本を手渡す経験が豊富なJRAC会員が、
雑誌「この本読んで!」で紹介した過去1年間の新刊絵本400冊の中から、
「親子で読んでほしい絵本」を投票で選考し、表彰するものです。
また、読者が選んだ 読者賞もあります。
ベビー賞のほかには、
大賞に『ねことことり』(作:たてのひろし、絵:なかの真実、発行:世界文化社)
ほかに10冊が選ばれています。
さらに、
「この本読んで! 読者賞」として6冊が選ばれています。
第5回親子で読んでほしい絵本大賞 で、検索してみてください!
私も読んでいない絵本がたくさんあるので、順番に読んでいこうと思っています。
さて、『はんぶんこ』にもどりますが、
この絵本は、2020年10月号のこどものとも 012 で出版された絵本なんです。
好評だったのだと思います。
2023年2月に ハードブックで出版され、今回の受賞となりました。
受賞もうなづけますよね。
過去にも素敵な絵本が受賞されています。
絵本の世界もいろいろな賞が、世界的にも国内のなかでもありますので、
今度、ご紹介したいと思います。
次回も素敵な絵本をご紹介させていただきますね!
毎月、1日・15日に更新しています。