ちょうちょう

絵本コーディネーター・色育シニアインストラクターの
カッキーhttp://ameblo.jp/alyssaerikaです。

桜のソメイヨシノが散り、

今、関東では八重桜が見ごろとなってきました。

花々も色とりどりに咲きだし春本番ですね。

今回ご紹介する絵本は、

今の季節にぴったりの絵本です。

『ちょうちょう ひらひら』
作:まど・みちお
絵:みしまき かやこ
出版:こぐま社

ちょうちょう
ひらひら

うさちゃんに
とまった

春のぽかぽかしている日差しの中の一場面を切り取ったかの素敵な絵本です。

文章は、童謡 ぞうさんでおなじみの
まど・みちおさんです。

まどさんの言葉は、多くを語ってはいませんが、

いきいきとして、温かみがありますよね。

そして、絵は、『わたしのワンピース』でご存知の方は多いと思います。

にしまき かやこでんです。

にしまきさんの画も、ほのぼのとしているのですが温かみにあふれています。

この絵本を読むと、

おはなしのなかの言葉にあるように

うふふ

えへへ

おほほ

あはは

と、いった気持ちに自然とさせてくれます。

不思議ですね。

この素敵な絵本

1972年、およそ50年前にフレーベル館から出版されました。

その作品を、2008年2月にこぐま社が新たに作り直され発行されたそうです。

そんな前にあった絵本で、復刊されたなんていうのもわからないくらいの、

今でも楽しめる絵本です。

読むと優しい気持ちになれる 魔法のような絵本です。

ぜひ、このピッタリな季節に読んでみてください。

さて、この絵本を読んでいて、

「ちょうちょう」

「?」

と、思ってしまいました。

普段私は、「蝶」を「ちょうちょ」って、よんでいます。

みなさんは、どうでしょうか?

まどさんの何か思いがあるのかな なんて、思ってもみましたので、

ちょっと調べてみました。

漢字では、「蝶」や「蝶々」と書きますので、

名前の正しい言い方としては、「ちょうちょう」なんだそうです。

しかし、私たちは、普段「ちょうちょ」と、いいますね。

こちらも間違いでなないそうです。

「ちょうちょう」の最後の音「う」がいいにくく省略されて「ちょうちょ」となったそうです。

文章のなかでは、どちらを使ってもよいそうです。

ですが、理科などで、昆虫を表す場合は「チョウ」と、書かないといけないそうです。

まどさんは、正式は言葉で「ちょうちょう」とされたのかもしれませんね。

言葉って、本当に奥が深く面白いです。

次回も素敵な絵本をご紹介したいと思います。

毎月1日・15日に更新しています。

by カッキー