年越しはどのようにすごしますか?

絵本コーディネーター・色育シニアインストラクターの
カッキーhttp://ameblo.jp/alyssaerikaです。

2021年も残りわずかになりました。
今回は、クリスマスを飛び越えて年越しの絵本のご紹介です。

『じょやのかね』
作:とうごう なりさ
出版社:福音館書店

きょうは おおみそか、いちねん さいごの ひ。

大晦日の夜、

よるごはんに年越しのそばをたべて、

主人公の男の子がはじめて 

じょやの鐘をお父さんとつきに行き、年越しをするようすを

版画で描いている作品です。

ちいさな妹は、お母さんとお留守番

年末のいつもと違う夜のみちやお寺の風景

町内会のおばさんたちがあまざけをふるまっています。

順番をまって鐘をつきます。

かねがなって、くうきがふるえる

あたらしい年が始まるときを、お父さんと過ごします。

その父子の話がたんたんと白と黒の版画の世界で描かれています。

おごそかな雰囲気と、冬の寒い空気感が

版画でえがかれているからこそ、

読み手にわかりやすく伝わってくる作品です。

おおみそかは当たり前ですが、年に一度の大イベントですよね。

その時、その身が引き締まる気持ちも絵本に収められています。

この絵本コラム 絵本 de miccu-fan は、

1日と15日更新なので、

なかなか31日の大みそかのこの絵本をご紹介するタイミングが掴めなかったのですが、

今回、ようやく紹介することができました。

古い絵本なのかと思いませんか?

じつは、2017年発行の新しい絵本なのです。

絵本の作者紹介の欄の最後に、

作者が、小学生の頃、

大晦日によく詣でた近所のお寺を、留学から帰国後、

再訪したときに着想を得たと記されています。

ご自分の体験がベースとなった素敵な絵本なのですね。

小さな頃を思い出し、

また、愛着のあるお寺を舞台に物語を版画で作られたのだと思うと、

絵本に対するあたたかさが伝わってくるようです。

最近は、おおみそかに除夜の鐘をつきにくのも珍しいのかもしれません。

ちょっと前の日本の年越しの風情を、この版画の絵本で知るのもよいですよね。

お正月が待ちどおしくなりますね。

今年もあとわずか、

みなさんの今年さいごの大晦日を楽しく過ごされてくださいね!

2021年も 絵本 de miccu-fanをみなさんご覧になっていただきありがとうございます。

来年も素敵な絵本をたくさんご紹介しますね。

2022年も引き続きよろしくお願いいたします。

毎月1日・15日に更新しています。

by カッキー