今日はどんな かお ?

絵本コーディネーター・色育シニアインストラクターの
カッキー http://ameblo.jp/alyssaerika です。

急に冷え込んできましたね。
寒暖の差がはげしくなってきています。
みなさん体調管理を万全にして、寒い冬を乗り越えましょうね!

今回ご紹介する絵本は、ご存知の方もおおいかと思います。

赤ちゃんから楽しめる この絵本です。

『かお かお どんなかお』
作:柳原 良平
出版社:こぐま社

この絵本 みたことある!

読んだことある!

と、いう声が聞こえてきそうです。

かお

かお に め が ふたつ

はな は ひとつ

ページ全体をつかって、大きなマル(かお)があらわれます。

目がふたつ

鼻がひとつ

で、顔のできあがり

ページを読みすすんでいくと、

たのしい かお

かなしい かお

わらった かお

など、表情の違った顔が次々に登場します。

この絵本は、顔が大きく描かれ、表情がはっきりとわかりやすいのは勿論ですが、

顔のベースの色・ページの色が表情によって それぞれ変わっています。

視覚効果がしっかりと 考えられているのでしょうね!

そして、この絵本は、なんと!1988年に発行された20年以上前からある絵本なんです。

世代を超えて、長く読み続けられる素敵な絵本なのです。

この絵本の作者 柳原 良平 さんは、美大をでて、飲料メーカーのサントリーに入社

そこで、みなさんご存知の方もおおいウイスキーの宣伝で今も登場している

「アンクル トリス」を生み出された方なんです。

話はそれますが、柳原さんは 船が大好きだそうで、

横浜の「みなとみらい」の名称の選定に尽力されたとか

すばらしい方には、いろいろな逸話があるものですね。

とても残念なのですが、柳原さんは2015年に惜しまれてお亡くなりなっています。

デザインセンス抜群の柳原さんの新しい作品に出会えないのは、寂しい限りです。

意外に思われる方もいらしゃるかと思いますが、

柳原さんは、赤ちゃん絵本を数多く手がけられて、世に出しているのですよ。

図書館や書店で、さがしてみてはいかがでしょうか?

この絵本は、よく小さなお子さんも参加するおはなし会などでよく使うのですが、

ページをめくって、

「おんなじかお してみようか?」と、言う前から顔をまねてくれるお子さんが多いのですよ!

かわいい笑顔がみられて、

読んでいるこちらも自然と笑顔になる素敵な絵本です。

絵本の最後は、みんなの 『よい おかお』 を見せてくれます。

 かお だけの絵本ですが、

読むだけでなく、絵本を囲むまわりの人たちといろいろと楽しめる 素敵な絵本です。

今日のみなさんの 『かお』 は、どんなかお でしょうね?

次回も素敵な絵本をご紹介します!

毎月1日・15日に更新しています。

by カッキー

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11月7日 sunsun-fan